退職の際、意地でも残りの有給日数を消化するための手順

みなさんこんにちは~

今回は「退職に伴い残った有給休暇って取得できるの?」そんな悩みに答えるため、意地でも有給消化するための手順と会社側と揉めない為の手続きについてお伝えします。

長年勤めた会社になると自己都合で退職する際でもかなりの日数の有給休暇を残したまま退職する形になります。

最大で40日間の有給休暇がまるまる残っている方もいるでしょう。

でもこれ、全く使わないまま退職してしまう人もかなり多い現状にあります。

なぜ有給休暇を消化せずに会社を辞めてしまうのでしょうか?

それは「会社に申し訳ない!」と言ったような気持ちがあるからでしょう。

しかし実はこの有給休暇、100%労働者側が取得しても良いのです!

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退職するために必要な手続きと会社と揉めない手順とは?

私も10社以上、正社員を退職してきましたのでその都度、退職の手続きをしてきたものです。

しかし、退職する度に非常に気まずい思いをしたのも事実です。

ある時、10年以上勤めた会社を退職することになり有給休暇が30日以上残っていたことがありました。

そんな中、色々と調べている内に有給休暇は自己都合で退職するにしても全て消化する権利があるということを知り必要な手続き、会社と揉めないための手順を踏んだ経験があります。

では、退職するにあたって必要な手続きやどんな手順を踏んでいけば良いのかについてお伝えします。

まず有給休暇ですが「今現在、有給休暇が何日残っているのか?」を確認する必要があります。

これは会社に属した勤務年数によって人それぞれですが大抵の場合は給料明細に「残り何日」と書いてあると思います。

それが分からなければ経理の方にさりげなく確認すると良いでしょう。

問題はここからです。

この残った有給日数を消化していかなければなりませんがまず必要になってくるのが会社に退職願を出すことです。

退職届ではありません退職願です。

直属の上司に退職したい旨を伝えるのです。

退職日を今日の明日と言うわけにはいきませんので会社の都合を聞いた上で会社側と相談し退職日を決めます。

最低限の決まりとしては退職日の2週間前に会社側に退職届を提出すればよいことになっています。

しかし、引継ぎの問題等もありますのでやはり退職日は会社と決めてこそです。

ですから退職を決意しているのであれば一日でも早く「会社に退職したい!」といった旨を伝えることです。

そうすると会社が「〇〇日までは勤務してほしい!」などと言ってくると思いますのでその日を退職日に当てるわけですがここで残った有給の日数を消化するわけです。

仮に有給休暇が10日残ってあるとしましょう。

会社が「今月末の30日まで勤務してほしい!」と言って来たとします。

この時、有給が10日残っていますので月末30日まで勤務した後に残っている10日分の有給を消化する形になります。

30日を勤務出社最終日とするならばその翌月の15日ぐらいを退職日と定め、30日の仕事が終わり次第、有休消化に入るのです。

なんで翌月10日が退職日じゃないの?

なんて思われる方がいるかもしれません。

その理由は有給休暇はもともと会社の勤務日に休むわけですから会社が休みの日に有給休暇を取得することはできないからです。

よって日曜・祝日また会社指定の休日は有給を使えないことを考慮してそれらを除き、退職日から逆算して有給消化日を決定します。

月末30日が最終出社日なら翌月の日曜・祝日・会社指定休日を除くと有給が10日残っていたとすれば退職日は15日ぐらいになりますよね?

これで退職の目処が立ちました。

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会社に退職届を提出するタイミングとは?

今度は退職届を用意します。

先ほどの例で言えば退職届は出社最終日、30日に出勤するのであれば出来れば一日前の29日に退職届を上司に提出しお世話になった方々に挨拶をします。

最終出社日の当日になると社長や上司がいない場合もあるため一日前に行うのがベストです。

そして、有給を消化し終え退職日の翌月15日ぐらいに備品や健康保険証を返却しに行けば良いでしょう。

こうして晴れて有給休暇を消化した上で退職することができます。

退職時、会社側に時季変更権があることを忘れずに!

大抵の場合はスムーズに退職できると思いますが会社が有給休暇を認めなかったり、しつこく「もう少し在籍して欲しい!」、「退職日を遅らせてほしい!」と言われる場合もあります。

この場合はある程度、会社側と相談した上で退職日を決めた方が良いでしょう。

頑なに自分本位で退職日を決定し、会社側の意見を突っぱねてしまうとトラブルの元になり兼ねずスムーズに有給休暇を消化できなくなるからです。

会社が「〇〇日まで在籍して欲しい!」、「退職日をずらして欲しい!」というのは時季変更権といって会社側に認められた権利です。

あからさまに一年も二年も残ってくれと言われて承諾することは難しいでしょうが半月や1ヶ月であれば会社側の人手不足も考慮し退職日を相談の上、決めると良いでしょう。

いずれにせよ有給休暇が取れないなんてことはありませんので冷静に会社側と話し合ってこそです。

中には・・・

自分はそんなにうまく話を持って行くことができない・・・

と思う方がいるかもしれません。

しかしが自分で退職をすると決めたのですから「最後の有給休暇はいつとるのか?」、また、「退職日はいつにするのか?」をしっかりと自分で決めてこそです。

休暇届申請書や提案書を会社側に提出することで後々になって揉めないよう証拠を固めておくべきです。

さいごに

退職というのは非常に勇気のいるものです。

しかしそんな居心地の悪さも長い目で見ればほんの一瞬で終わります。

有給中はゆっくり時間もありますので体を休め次の転職先を探すも良し、これからの人生を考えてみるのも良いでしょう。

自分の有給休暇は大切なお金であり、自分で守ってこそです!

意地でも有給を消化し退職しようではありませんか!

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