みなさんこんにちは~
今回は「働き方改革についてなぜこのようなものを導入したのか?その最大の理由と実際に導入後、会社で働く人達はどのような現状にあるのか?」についてお伝えしたいと思います。
そもそも働き方改革とは何なのか?
名前は何とな~く分かるけど一体どんな意味があるのか分からない方々もいるかもしれませんのでここでもう一度働き方改革における定義付けをしておきます。
働き方改革とは厚生労働省が発表している定義によると「働く人々が個々の事情に応じて多様で柔軟な働き方を自分で選択できるようにするための改革」となっています。
ふむふむ・・・相変わらず国の政策は何を言ってるのかさっぱり分からない。
まぁ簡単に言えば世の中の働く人々がいろんな働き方を自らが選択することができ、幸せになれるよう、より良い労働環境を提供して行こうと言う事です。
何だか言っていることは自分で好きな仕事を選択できる上に幸せな生活が待っているのだから働き方改革って良くね?
な~んて思われる方々がいるかもしれませんが実際にこの改革を導入した後の現場で働く人たちの声はかなりの不満も上がっており悲惨な現状にあるのです。
それではなぜこの働き方改革を導入したのかその理由について見ていきましょう。
働き方改革を導入した最大の理由、それは人口減少にありっ!
この働き方改革を導入した理由は数あれどそんな中でも1番の理由となるものが日本の人口の減少、つまりは労働力の減少にあるのです。
今の日本は医療技術の発達により長生きできるようになり高齢化社会になったものの若者の結婚離れや少子化問題により昭和の頃に比べかなりの労働力が減少しています。
さらには「働いたら負け!」などで有名なニートの方々やなかなか仕事が見つからず引きこもりになってしまう方々、 生活保護受給者など働けるのに働こうともしない人間があまりにも多い世の中にあるのです。
このままでは日本は労働力不足を解消できないまま国力自体が衰退の一方をたどることでしょう。
そこで登場したのが働き方改革です。
少しでも労働人口を増やし生産性を上げ働く増えてより良い環境を提供することを目的として作られたのです。
労働力不足を解消するために働き方改革により求められる三つの政策、それは以下のようになっています。
- 働く人口を増加させる
- 出生率を上げ人口を増やす
- 労働生産性の向上
大きく分ければこの三つの項目を働き方改革に取り入れより良い労働環境の改善を目指したと言っても過言ではないのです。
働き方改革導入後の悲惨な現状
表面上は働く人々のことを考えた立派な政策であるがゆえにこの働き方改革を導入するにあたって誰しもが大きな期待を寄せたことでしょう。
しかし実際にはどうだったのでしょうか?
こんなことは最初からわかりきったことですがそもそもただでさえ仕事量が多く毎日の仕事をこなすために多くの方々が悪戦苦闘している日々を送っているのです。
そんな状況の中、「定時でさっさと家に帰れ!」と無理に仕事を切り上げさせたらどうなるのか?
まぁろくな結果は出ないことは誰しもが百も承知のはずです。
働き方改革が生み出したデメリットを挙げると以下のようになります。
- 定時で帰らせるために仕事が終わらず、結局はその残った分の仕事を早朝出勤や休日出勤で消化しなければならなくなった。
- 仕事を早く切り上げるということはその分、誰かにしわ寄せが行くわけでそうなると責任者である管理職の方々に今まで以上の負担がかかるようになった。
- 今まで残業代で稼いでいたのに働き方改革のせいで残業代がつかなくなった。
- 無理な有給休暇取得の促進による少人数規模の会社においては平気で仕事を休む社員も増え、結局は仕事を消化しきれない事態に陥ってしまった。
などなど・・・働き方改革に対する批判的な声も多く今まで以上に労働環境が悪くなる悲惨な現状を強いられている方々も多いのです。
大企業ならともかく小企業・零細企業においては働き方改革など投入させたところで経営者からしても従業員からしても全く役に立っていない現状もあるのです。
こんな悲惨な状況では何のために働き方改革を投入したのか不満の声があるのも納得できますよね?
まとめ
働き方改革を導入した理由と実際に導入後においてどのような現状を迎えているのかについてお伝えしました。
新しいことを生み出すには何かしらの施策を打つことは大切なことです。
しかし明らかに労働する側にとって何のメリットも生み出さないような悲惨な現状に追い込むような働き方改革であっては全く意味がないと言っても過言ではないでしょう。
この改革もまだ導入したばかり。
これからより良い方向に進んで行ってくれることを期待したいところですよね~
ちっくしょ~俺の本来もらう予定だった残業代を返せ~!
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